店主が語るこのつくり手の魅力

石鹸職人 | 藍色工房

藍の新たな可能性を見出した石鹸工房

石鹸職人 | 藍色工房

2004年、品質が高いとされる徳島のたね藍をもとに石けん工房・オンラインショップをスタート。肌トラブルに悩むご主人のために生まれたのが、低刺激で洗浄力の高い「藍染石鹸」。石けんのほか、手ぬぐいなどさまざまな商品をたね藍生産者視点で企画。

藍色工房との出逢いは

以前、母の日の贈り物として「藍染め石けん」を購入したのが、「藍色工房」との出逢いであった。
 
受け取った母からは、石けんをとても気に入ったと、喜びの声が届いた。
 
それから、展示会で再開し、出展していた藍色工房のブースで石けんを手に取ってみた。以前購入したきっかけにもなった、石けんでは珍しい「たね藍」を混合した商品、その爽やかな香り、そしてどこか絵になる佇まいに、すっかりファンになったのだ。
 
「藍染め石けん」との出逢い
 
そして、藍染め石けんの生みの親である藍色工房 代表の坂東未来氏に話を伺った。
 
2004年に、ご夫婦でオンラインショップで展開する石鹸工房を創業したのがはじまりであったという。当初は、ハーブや野菜などを原料に多くの石けんを販売していたが、目玉商品がなく、商品開発に試行錯誤していた。
 
そうしたなかで、一冊の薬草辞典に記されていた
「藍の葉は染料としてだけではなく、昔から薬草としても親しまれていた」
という言葉に、インスピレーションを感じたのだ。
 
坂東氏の実家は徳島県の藍農家で、以前から素晴らしい藍のチカラを藍染め以外で活用し、広く伝えていきたいと想っていた。
その想いと重なり、「藍色工房」はスタートしたという。
 
※徳島県では、たね藍を育てる好条件で、阿波産は特に品質が高いと評されている。
※上記写真の左・中央は藍染石けんの製造風景、右は石鹸のベースとなる独自にブレンドした植物油。

藍染め石けんが生まれたきっかけは

じつは、代表坂東氏のご主人は肌が弱く、良い石けんを作りたいという想いが、藍染め石けん開発の着想となったのだ。
 
「さっぱり」~「しっとり」の間で4種類の藍染石けんがあるが、石鹸に模様を加えたのは、ご主人が使う石けんを間違わないようにするためだったというのは、なんとも微笑ましいエピソードだ。
 
その後、お客様からの声を大事に商品開発を進めていったという。
たとえば、「贈り物に石けんと藍染の手ぬぐいもあれば」という声から、「あいあるタオル」が生まれたのだ。
それ以外にも、手芸用の「藍染め刺繍糸」なども、同様に顧客からの声がきっかけであるようだ。
 
藍摘み
私自身、お弁当包みの藍染め体験をしたことがあり、染めの回数を重ねるごとに藍色が濃くなるその色の種類は、なんと48種類にのぼるという。
 
それを「藍四十八色」といい、一番濃い「止紺」より少し薄い藍色で「褐色」は、サッカー日本代表ユニフォームの「ジャパン・ブルー」の起源と言わており、日本の文化に根付いている伝統的な染物なのである。
 
そんな奥ゆかしい藍染めのアイテムを、一家に一つ置いてみることをおススメしたい!
店主

ひとことめぐり商店店主堀内 哲

インテリア業界でCSや品質管理の責任者を務めたのち、バイヤーに転身。現在は、ひとことめぐり商店の店主として、日本の埋もれている逸品を発掘すべく精力的に活動している。

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