店主が語るこのつくり手の魅力

山中漆器職人 | 浅田漆器工芸

創業100年の漆器工芸店生まれの洋漆器ブランド「asada」

山中漆器職人 | 浅田漆器工芸

明治45年に祖父が創業した漆器工芸店から洋漆器ブランド「asada」を生み出した。「薄づくり」が出来る高い技術を持ち、どんなライフシーンにも馴染むデザインと使いやすさは自身が「使いたい」と思えるものがベースとなっている。

浅田漆器工芸との出逢い

浅田漆器工芸を知ったのは、とある展示会に訪れたときであった。
 
漆器というと、「和食器」のイメージが強かったが、浅田漆器工芸が展開していた「洋食器」に、思わず意表を突かれ立ち止まったのを覚えている。
 
手に取ると、食器?と思うほど軽々と持ち上がる感触があった。
 
それもそのはず、山中漆器の挽物轆轤(ひきものろくろ)技術を活かした「薄づくり」により、淵に行くほど薄くなるようスリムに器が模られ、無駄のない形に仕上げられていた。
浅田漆器工芸との出逢い
創業100年を超える浅田漆器工芸は、先代の孝夫氏が木地職人として創業したのがはじまりであった。
 
二代目の孝氏は、木地職人だけで生計を立てるのは難しさを感じて、商売の仕方と漆塗り技法を覚えるために地元の問屋に就職した。
 
そして、昭和52年に浅田漆器工芸を設立し、自社で木地作り~漆塗りまでの一貫した漆器作りを行い、百貨店などに卸売展開をしていったそうだ。
 
平成12年頃から卸売だけではなく、小売りを始めたことで、直接お客様の声を聞き、より良いものづくりに繋げていけるようになったという。
 
その後、専務を務める明彦氏がきっかけに、洋漆器シリーズ『asada』が誕生したのだ。
 
※上記写真は、専務の浅田明彦氏

洋漆器シリーズ『asada』が生まれたきっかけ

明彦氏が22歳のときに、若い世代にも漆器を使われるようにと、
漆器でカラフルな洋食器の開発を進めたのが、『asada』の始まりであったという。
 
手始めにパスタ皿(ウッドプレート)を開発し、サラダボウルやカトラリーなどへ展開していった。
 
明彦氏自身も使い、そうして生まれた『asada』は、若い世代が多く来店する
ライフスタイルショップやインテリアショップなどでの取扱いが増えているという。
 
私自身、自宅でも使っているが、食事のジャンルを問わずに使いやすい漆器は、家族ともども重宝しているアイテムである。
 
※下記写真は、漆塗りをしている様子
漆塗りをしている様子
店主

ひとことめぐり商店店主堀内 哲

インテリア業界でCSや品質管理の責任者を務めたのち、バイヤーに転身。現在は、ひとことめぐり商店の店主として、日本の埋もれている逸品を発掘すべく精力的に活動している。

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